ある日、神童と言われていたクロエ・オルコットの前に二人の双子悪魔が現れる
冷静沈着な兄、コラキと、天真爛漫な弟、オピス
彼らは人ならざる存在でありながら、どこか人間的な距離感を保ち、静かに言葉を交わす
彼らの目に映り、語られるのは、ある出来事の断片
誰かが下した選択、取り返しのつかない結果
そして、その選択に至るまでの「思考」
善とも悪とも断じきれない考えは、言葉にされるたび輪郭を失い
理解しようとするほど、手の届かない場所へと遠ざかっていく
クロエはただ聞き、考え、沈黙する
だが、語られる内容は次第に、彼自身の内側にある違和感や問いと重なっていく
それは、彼らが無意識に避けてきた<考えること>だった
何故彼らは語るのか
何故この話はクロエの元に集まるのか
答えは示されないまま、3人の間に残るのは
誰にも完全には理解されない思考______
アンリーチブル・ソート